五行(木・火・土・金・水)とは — 日干でみる自分の五行
Seowoon編集部 · 更新 2026年9月27日
五行は木・火・土・金・水の五つの性質のことです。命式の八文字はどれも五行のいずれかを持ち、さらに陰と陽に分かれます。五行は互いに生み出し(相生)、抑え合う(相剋)めぐりをつくり、サジュのあらゆる読みの土台になります。
韓国のサジュでは、自分の五行は日干(生まれた日の天干)で見ます。生まれ年の下一桁で出す五行も命式の一文字ではありますが、韓国式ではそれを生まれ育った背景として読み、自分そのものとは見ません。
五行とは — それぞれの性質
五行は物質そのものではなく、五つの動き方につけた名前です。韓国式の読みでは、次のように説明します。
- 木(伸びる力) — 上へ伸びる性質です。向きが決まれば速く進み、ふさがれると横へ回り込みます。
- 火(温める力) — 燃え広がる性質です。火がつけば一気に燃え、まわりまで温めます。
- 土(支える力) — 積み重なる性質です。動きは遅いかわりに、簡単には崩れません。
- 金(引き締める力) — 断ち切る性質です。基準がはっきりしていて、締めくくりがきれいです。
- 水(流れる力) — しみ込む性質です。どこへでも流れ、低いところから先に満たします。
陰陽は、五行をさらに二つに分けます。陽は外へ向かって先に動き、大きく広げる側です。陰は内へ引き締め、見極めてから正確に使う側です。五行を陰陽に分けると、十干になります。
相生と相剋 — 五行のめぐり
五行は二つの向きでつながっています。ひとつは生み出す流れ(相生)で、木→火→土→金→水→木とめぐります。もうひとつは抑える流れ(相剋)で、木→土→水→火→金→木とめぐります。剋すことは悪いという意味ではありません。サジュでは、自分を剋す五行は枠や役割、自分が剋す五行は自分が手に持って扱うものとして読みます。
| 五行 | 生む(相生) | 剋す(相剋) | たとえ |
|---|---|---|---|
| 木 | 火 | 土 | 木は火を燃え立たせ、土に根を張って入り込みます。 |
| 火 | 土 | 金 | 火は燃えて灰を残し土をつくり、金を溶かします。 |
| 土 | 金 | 水 | 土は金を内に抱き、水の流れをせき止めます。 |
| 金 | 水 | 木 | 金は水滴を結ばせ、木を切ります。 |
| 水 | 木 | 火 | 水は木を育て、火を消します。 |
同じ五行、自分が生む五行、自分が剋す五行、自分を剋す五行、自分を生む五行。この五つの関係が通変星(十神)のもとになり、陰陽で二つずつに分けると十の関係になります。
生まれ年の五行と日干の五行
日本でもよく知られているのが、生まれ年の下一桁から十干を出す方法です。これは年柱の天干(年干)の五行で、命式の中に実際にある一文字です。下の表は十干から計算したもので、西暦の下一桁で引けます。
| 五行 | 西暦の下一桁(年干) |
|---|---|
| 木 | 4:甲(きのえ) 5:乙(きのと) |
| 火 | 6:丙(ひのえ) 7:丁(ひのと) |
| 土 | 8:戊(つちのえ) 9:己(つちのと) |
| 金 | 0:庚(かのえ) 1:辛(かのと) |
| 水 | 2:壬(みずのえ) 3:癸(みずのと) |
それでも韓国式のサジュが自分を日干で見るのは、日柱がその人だけのものだからです。同じ年に生まれた人は一年じゅう同じ年干を持ちますが、日の天干は六十日の周期で毎日変わります。日干は暦を引かないとわかりにくいので、まだ知らない方はこのページの下の無料鑑定で命式を出してみてください。
日干の十タイプ — 生まれた日の天干
日干は、五行を陰陽に分けた十通りです。韓国式の読みでは、それぞれを自然の姿にたとえます。十タイプそれぞれの解説は、ページ下の「続けて読む」から開けます。
| 日干 | 五行・陰陽 | たとえ |
|---|---|---|
| 甲(きのえ) | 陽の木 | 大きな木。まっすぐ伸び、一度決めた向きをあまり変えません。 |
| 乙(きのと) | 陰の木 | つる草。巻きつきながら伸び、ふさがれると回り道をします。 |
| 丙(ひのえ) | 陽の火 | 真昼の太陽。隠さずに照らし、届くところを広く温めます。 |
| 丁(ひのと) | 陰の火 | ともしび。照らす範囲は狭いかわりに、長く灯ります。 |
| 戊(つちのえ) | 陽の土 | 山の土。広く受け止め、簡単には崩れません。 |
| 己(つちのと) | 陰の土 | 畑の土。何かを育て上げる場所です。 |
| 庚(かのえ) | 陽の金 | 磨く前の鉄。硬く、まっすぐです。 |
| 辛(かのと) | 陰の金 | 磨かれた金属。刃が立ち、精密です。 |
| 壬(みずのえ) | 陽の水 | 大きな水。深く、流れる向きを自分で決めます。 |
| 癸(みずのと) | 陰の水 | 露。しみ込み、静かに満たします。 |
よくある誤解
「足りない五行は色や持ち物で補う」という話はよく見かけます。けれども計算でわかるのは、命式のどの柱にどの五行が何文字あるかまでです。服の色や持ち物で命式の文字が変わることはありません。韓国式の読みでは、ない五行を外の人や仕事から出会う力として読み、埋めるべき穴とは見ません。
もうひとつは「この五行は良い、あの五行は悪い」という見方です。良い五行・悪い五行はありません。多い五行はその方向に力が偏っていると読み、少ない五行はその力が外から来ると読みます。読むのは命式全体のバランスです。
よくある質問
- 自分の五行は何で決まりますか?
- 韓国のサジュでは日干、つまり生まれた日の天干の五行で決まります。暦を引くか、計算ツールを使う必要があります。生まれ年の下一桁でわかる五行は年干の五行で、命式の背景にあたる一文字です。
- 生まれた時刻がわからなくても日干はわかりますか?
- わかります。日干は生まれた日から出るので、時刻は要りません。ただし深夜0時の前後に生まれた方は、出生地の経度補正で日付の境目をまたぐことがあります。命式の五行を数えるときは、時刻がわからなければ時柱を除いた六文字で数えます。
- 生まれ年の五行と日干の五行が違います。どちらが正しいですか?
- どちらもそれぞれの意味で正しい値です。年の下一桁は年干の五行、日干は日の天干の五行を示します。韓国式では日干を自分、年干を生まれ持った背景として読みます。二つの五行が違う方のほうが多いのが普通です。
この内容は娯楽と自己省察のためのものです。サジュは命式のどこにどの字があるかを示しますが、誰かの未来を決めるものではありません。